これまで飲料水と言えば水道水の湯冷ましか、浄水器を通したものか、市販のミネラルウォーターを飲んでいた。成分的には市販のミネラルウォーターが良いのだが、コストや運搬の点で大変。そこで、自分で「体にいい水」を作って見た。 以下はその実験記録である。
(1)札幌の水道水の塩素チェック
先ず水道水の塩素濃度を測定するため、札幌市北区のツルハドラッグで「ウォーターチェッカー」を198円購入。この中には粉末の試料が4袋入っているので、1回あたりのコストは約50円。
コップに水道水を入れて、粉末の試験剤を入れると、たちまち色が変わって来た。
この色合いからすると、約1.0ppmと言うところか。
正確な数値は分からないが、とにかく塩素を確認できたので、あとは浄水器を通した水が白色であればいいのだ。
※参考
札幌市水道水の水質基準(札幌市水道局のページへ)
・札幌市水道局「ミネラルウォーター類と海洋深層水に関する調査の概要について」によると
区分
No. 100ml当たり
の価格(円)
栄養成分(mg/100ml)と硬度(測定値)
カルシウム マグネシウム ナトリウム カリウム 硬度(mg/l)
(注2)
札幌市
水道水
0.0132(注1) 1.02 0.25 1.60 0.24 35.6
(注2) 硬度とは、水に溶けているカルシウムとマグネシウムの量を炭酸カルシウムの量に換算した量を表しています。
[硬度の求め方] {(カルシウム量×2.5)+(マグネシウム量×4)}×10
(2)札幌の水道水を東レのポット型浄水器トレビーノ(PT302)に通した場合
この浄水器は1リットルあたり約5分と言う濾過性能なので、ストレスを感じさせること無く塩素レスの水が出来てしまう。
塩素チェッカーを入れてもこの通り、何の反応も無かった。
1か月後(1/20) 2か月後(2/20) 3か月後(3/20) 4か月後(4/20)

5か月後(5/20)

変化なし 変化なし 変化なし 変化なし 変化なし
6か月後(6/20) 7か月後(7/20) 8か月後(8/20) 9か月後(9/20) 10か月後(10/20)
ごく薄いピンク ごく薄いピンク 薄いピンク 薄いピンク 薄いピンク
11か月後(11/20) 13け月後(1/20) 左のもにの水道水を追加すると    
ごく薄いピンク ごくごく薄いピンク    
冬場は塩素が少ないのか、札幌の水道水を入れても、夏場より色が変わらなかった。
塩素に関して言えば、このフィルターはまだまだ使える。尚、ろ過速度は500ccで約10分だった。これはちょっと前より速い感じ。
しかし、飲み水用には新しく買ったPT303と言う浄水器を使い、これは野菜洗い用に使っている。(2011/1/20)

※ろ過カートリッジの交換目安は1日3L使用した場合、2か月とのこと。実際は毎日3L以上使っているので、2か月で交換しなければならないと思っていたが、2か月が経ってもまだ変色なし。これって札幌の水道水は塩素が少ないと言うことを意味しているのかな。
※4か月東レの浄水器を使用したが、まだ使用可能と言う結果になった。そこで、ちょっと心配になり、浄水器使用の水を7割捨て、新たに水道水を入れて見たのが左画像。
これだと確かに塩素を検知している。(2010/4/20)
※使い続けて行くと濾過速度が落ち、11か月目には1リッターの水道水を濾過するのに35分もかかっていた。取説によると1リッターで5分だから7倍も遅くなったことになる。 (2010/11/24)

実験もこれくらいにしてそろそろカートリッジを替えようとしたが、1個おまけのカートリッジが付いているPT303と言うのがあったので、これをまたamazonから購入した。(2010/11/25着)
実際これを使ってみると、ろ過速度の速いこと速いこと。あっと言う間にろ過された。これだと規格の1リッターで5分のスピードになっている。
今はこれを飲み水用に古いのを野菜や顔を洗っている。古いのはこのまま使い続け、ろ過速度がいよいよ耐えられなくなるほど遅くなったら、カートリッジを替えようと思う。(2010/12/4)
・5か月後でも、ほとんど色の変化が無いので、今度は左の状態に水道水をコップ一杯になるまで足して見たら、みるみる内にピンク色になってしまった。
間違いなく、この試薬は機能している。
だとするならば当分はろ過カートリッジを交換しなくてもいいと言う事か。
いったい何時までもつのだろう。(2010/5/20)
・6か月後でも同様の結果になった。(2010/6/20)
・8か月後では少しピンク色が濃くなってきた。また濾過のスピードも遅くなってきた。そろそろ替え時か。(2010/8/20)
・テストした後に水道水を足してみたら、夏場より色の濃さが少ない。これは冬になって塩素の量を減らした為かも知れない。(2010/11/20)
(3)PH試験液
今度はPHが気になり、アマゾンでPanasonic PH試験液なるものを購入。
説明書通り試液2滴を入れると色が変わって、緑色になった。この色をPH測定表で見ると中性の7に近い。
札幌水道局のデータではPH7.2だから、ほぼ一致している。
 
(4)備長炭購入
PH試験液が手に入ると、今度は自分でミネラルウォーターなるものを作って見たくなった。そこで備長炭をウォーターチェッカーと同様ツルハで購入。最初にやるべき事は備長炭の熱湯洗浄〜乾燥。
(5)水に備長炭を浸してミネラルウォーター作り
・備長炭6本(235g)、浄水器を通した水2400ccをペットボトルに入れて室内で自然放置。
24時間後、PH試験液で測定、青みがかった色なのでPHは9.5位
12時間後の場合は緑色なのでPHは8位
※浄水器だけの水と備長炭を入れた水との差は微妙でよく分からない。どちらかと言うと備長炭の方がサラッとした感じを受ける。
※ペットボトル(2.7Lのワイン)のキャップ部の直径は28mmと広いので、そのまま入ったが、1Lのポットボトルなら、備長炭を砕く必要有り。
※浄水器を通さない水道水でも、当然ながら塩素は取れるのだが、備長炭の洗浄頻度が増える。
(6)水に竹炭を浸してミネラルウォーター作り
竹炭を水道水で水洗い
水から煮て、沸騰したら弱火にして約8分沸騰消毒。
発売元の説明書には1リットルの容器に約20gの竹炭と書いてあったが、水の10%程度入れた。(竹炭と備長炭のミックス)
約1日置いて、PHを測定してみたら、9.5位あった。しかし、何度も使っていると、8位になるようだ。
※これまで、確認できた効果
・白米は勿論、玄米であっても全体的にふっくらと柔らかくなる。これは冷凍玄米ご飯でも同じ。
・甘酒の糖度が増し、全体がとろとろになる。
・圧力鍋でサンマを骨ごと煮てみたら、缶詰のように柔らかくなった。
・味噌汁に入れた野菜がいつもより柔らかい。
・カレーに入れた豚肉がチャーシューのように柔らかくなった。
(7)土佐備長炭でミネラルウォーター作り
竹炭を1か月使用したので、そろそろ替え時となった。
そこで今度は通販のアマゾンで土佐備長炭の「徳用炭1kg 」と言うのを購入。
説明書によると、この炭は洗浄済みなので軽く洗うだけで良いとか。
これだと直ぐ使えるので大いに助かる。この事は重要なのでもっと宣伝して良い。

水道水の容量に対して約10%の備長炭を入れ、 丸一日置いてPHを測定したら、約8と出た。竹炭のときは色が青くなったが、この備長炭では緑。備長炭は竹炭に比べ、カリウムが少ないのと孔が細かいのでミネラルの溶解に時間がかかりPHが上がらないのかも知れない。でもこれ位のPHになっていれば特に問題はない。
この備長炭は不揃い等の規格品外なので値段が1,575円(送料込み)と安い。時々品切れになるが、再入荷するようなので、これからも使い続けることでしょう。

備長炭を単に浄化ではなくミネラル分の溶解に使うとき、その交換時期が問題になる。
最初は青でも次第に緑になっていく。
下の実験からすると15回当たりが使用限度一杯か。
1回目後 5回目後 10回目後 15回目後
※お茶パック
炭を袋の中に入れないで直接、容器に入れて浄化した場合、細かな炭の粉が水に混じって出て来る時があります。これを何とかしたいと思い買って来たのが「お茶パック」。これだと、これがフィルターになって、炭の粉が出て来なくなった。
袋の中に炭を入れて、上方向にひっくり返しながら折り返す。
折り返したら、180度水平方向に回転する。
(裏側)
袋の中に指を入れて、角を整形する。
パックごと湯沸したら、乾燥(この炭は一度やっているので今回は省略)
水の浄化の時、袋を使わないで裸のまま炭を入れる時はこの「お茶パック」をコーヒーのフィルターのように使うといい。
※炭をお茶パックに入れたら、開口部を糸などで縛るか、袋を二重にした方がいいようだ。そうでないと使っている内に小さな炭が外に出てしまう。
市販のミネラルウォーター水彩の森のPHを測定して見たら、青くなったので9以上はあるようだ。
ポットの蓋の割れ対策:ポットの蓋の開け閉めを毎日やっていると図のように割れて来た。暫くは我慢して使っていたが、あまりにもひどくなったので、同じものを100円ショップ(キャンドゥ)で買って来た。
同じふうに使えばまた同じく割れるので、水を入れるとき蓋の開閉をやめ、水の差し口蓋を外して行うことにした。この時ストッパーをニッパーで少し削り、外し易くした。
※一口メモ
・竹炭の主なミネラルは、カリウム・カルシウム・リン・ナトリウム・鉄・マグネシウム・マンガン・亜鉛・セレン・などがバランスよく含まれている。
・水作りに竹炭を利用すると、竹炭がカルキ臭のもとである塩素を始め、有機物や不純物、化学物質を一夜で吸着し、微生物がきれいに分解してくれる。特に備長炭に比べて竹炭の吸着力は大きい。
・飲料水に竹炭を利用すると、水のクラスターが普通の水の数分の一くらいまで小さくなるので、からだに吸収されやすくなる。
※なぜ札幌の水道水はおいしいの?
理由は、札幌周辺の豊かな自然にありました。 水源となる支笏洞爺国立公園や国有林野内には川を汚すものが少ないため、原水が清浄です。
つまり、もともとの水がきれいなのですね。 さらに、雪どけ水が山や森にしみこんで 適度な量のミネラルを含んで流れて出てきます。
このミネラルのおかげで、売られている水にも負けないくらいのまろやかな味になります。 この冬、山や森に積もる雪は天然のダムとなり、 初夏の札幌においしさを運んでくるのです。
(広報さっぽろ 2010年3月号 さっしん くらしの森 なぜなに?さっぽろ より引用)
※ボトルドウォーター「さっぽろの水」(札幌市水道局のページ、販売先一覧のリンクあり)
※使用器具(リンクはAmazon ページ)
Panasonic 東レ トレビーノ ポット型浄水器1.1L PT302
Panasonic pH試験液 TK805003
ウォーターチェッカー
※参考にした本(リンクはAmazon ページ)
藤田紘一郎著・万病を防ぐ「水」の飲み方・選び方
松下和弘著・最新ミネラルウォーター完全ガイド (体にいい水、SONY VAIOのページ)
究極の「炭」健康法―科学が証明する炭の効能
 
 
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